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相続手続き、遺産分割、遺言執行をお手伝い「遺産分割の問題を解決する相談所」

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遺産分割が進まない

遺産分割が進まないはどうする?

遺産分割は自動的に行われるものではありません。相続人が積極的に行わなければ放置されたままとなってしまいます。特に遺産分割を行わなくても実害がないと言う方にとっては面倒な相続手続きなどせず放置したままでも良いかもしれませんが、実害が発生してしまう方や、故人へのけじめとしてしっかり手続きを済ませておきたいという方はやはり何らかの行動が必要となるでしょう。
(⇒遺産分割協議の進め方の基本はこちら

遺産分割が進まない理由

 遺産分割が進まない理由はたくさんありますが、いくつか例をあげてみたいと思います。

 @手続きが面倒くさい

これが一番多い理由ではないかと思います。相続の手続きは何かと面倒ですし、いろいろな人への連絡なども必要となります。慣れない手続きを数多く行うのは面倒ですし、やはり遺産分割が進まない一番大きな原因かと思います。

 

A何をしたら良いかわからない

相続手続きとは何をしたら良いかわからない、と言うのも大きな壁となります。何から手をつけて良いかわからずとりあえず先延ばしになることは多々あることです。また、そもそも相続のために手続きをしなければならないことも知らないと言う人も多いのではないでしょうか。

 

B率先する人がいない

相続手続きは相続人の全員が同じことをする必要はありません。代表者が手続きを進め、他の方は協議に参加すれば良いのです。しかし、手続きは面倒だし、それより相続人の間で話しをまとめたりするのが面倒であれば、率先して手続きをする人は現れないでしょう。誰かがやるだろうと全員が譲りあって、結局進まないことも多いでしょう。

 

C相続人の意見が合わない

手続きを進めて行くうえで相続人の間で意見が合わないことにより手続きが頓挫することもあります。土地についてすべての相続人が相続することを主張し、全員が一歩も引かなければ交渉決裂となってしまい、手続きは進みません。遺産分割協議が調わないことは珍しいことではありません。

   

手続きが進まないことの対策

手続きが進まないと思ったとき、どうしたら良いでしょう。以下にいくつかの対処法をご紹介いたします。

 

@「手続きが面倒くさい」の原因の対策

こちらは重い腰をあげるしかありません。重い腰をあげるには… 相続手続きを放置した場合にどのような実害が発生するかを調べてみるのが良いでしょう。ホームページなどでの検索でも構いません。

一例をあげますと、もし相続手続を放置している間にその相続人が死亡してしまったとき、二人分の相続手続きの権利関係を考えつつ、時には分けて、時には一緒に行って行く必要が発生し、いままでよりももっと面倒な手続きが待ち受けています。

このような相続手続きの放置による実害を知ることで重い腰をあげるようにしなければなりません。

 

 A「何をしたら良いかわからない」の原因の対策

こちらもホームページでも構いませんので手続きについて勉強されるのが良いと思います。少し手続きの仕方が分るだけでも随分違います。一冊だけでも書籍を購入すれば全体が把握でき、また節税などのテクニックまで載っていればより頼りになります。

他にはとりあえず金融機関や法務局などに出向いてみることです。何も知らなくても必要書類や手続き方法など教えてくれます。それでも解決には何度も出向くことになると思いますが、少なくとも案内に従って行けば解決する道が開けて行きます。

  

 B「率先する人がいない」の原因の対策

こちらは誰もやらなければ自分でするしかないのではないでしょうか。自分でしたくないことを他人にさせるのも難しい気がします。しかし、今このページをご覧になられている方は少なくとも手続きが進まないことに対して「何かしなければ」と感じている方だと思います。そうであればご自身が率先して手続きすることも難しいことではありません。

 

 C「相続人の意見が合わない」の原因の対策

こちらは@〜Bとは性質が異なりますので難しい問題です。@〜Bはご自身で解決できますが、こちらは相手がいる問題です。こちらの対策についてはご自身が率先して手続きを取ったり協議を進める覚悟があってのものになりますが、以下にいくつかのアドバイスをさせて頂きます。 

(1)法律の話をできるようにする

法律に関して知らないことで話がまとまらないことはたくさんあります。まずは基本的な法律の勉強をし、この主張は法的には認められるかどうかなどの最低限の判断ができるようになりましょう。そうすれば様々な主張の取捨選択が可能になりますし、他の相続人へのアドバイスも行えるようになります。

ちなみに他の相続人にアドバイスをしてもも話を聞いてくれないかもしれません。しかし、その方も法律を調べれば同じ結論に至ることになるでしょう。もし違いがあっても法律をルールとし、法律に沿った遺産分割がされることが共通認識となればばお互いに信頼関係ができて、協議も進むのではないでしょうか。

 

(2)議長役となる

二人の意見が合わないだけなら良いのですが、3人以上の意見がまとまらないときは情報が錯綜し、簡単なすれ違いも致命傷になるかもしれません。ここは意見の集約する役を買って出ることにしましょう。その場合、相手への説得等も必要になりますし、客観的な立場に立つことも忘れてはいけません。

 

(3)法的な手続きの流れを知る

当事者同士での協議がまとまらないと諦めたときどう行動すれば良いでしょうか。それは家庭裁判所へ調停を申出ることです。しかし、当事者同士の解決ができないと思ってしまし匙を投げてしまえばそこで手続きは進みません。

遺産分割の流れは以下のように進みます。

 

◆当事者同士の協議

※当事者同士で話しが纏まらなければ

◆家庭裁判所での調停

※調停に納得できなければ

◆家庭裁判所での審判

※審判にも納得できなければ

◆裁判 

もし、話合いが頓挫すれば家庭裁判所のお世話になれば良いのです。調停は調停員が介入しますが、原則は相続人同士の話合いですので、気軽に利用すれば良いと思います。

また、協議が調わないときは調停を利用できることを知ったうえで当事者同士の協議を進めれば心にもゆとりができ、また調停へ進みことを踏まえた協議の進め方を考えることができるかもしれません。

  

(4)その他、問題を解決できるかもしれない方法

相続手続きが進まないことをすべて解決できるかもしれない方法は専門家に手続きを任せてしまうことです。専門家への報酬は発生しますが手続きが終了した時に取得できる遺産で支払えば良いのです。

専門家であれば手続きは代行してくれますし、重い腰も電話一本であげられますし、手続きのスケジュールを管理してくれて、法的知識もあり、相続人の話合いでも良い議長役になってくれます。もちろん話合いのすべてまとめることの約束はできませんが、協議がよりよく進められるような経験は専門家に期待できることでしょう。。


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